肌断食、という言葉をご存じでしょうか。
私が知ったのは2014年ごろだったと思います。そのころは、角栓の恐ろしさや化粧品としてワセリンを使うなんて、全く考えていませんでした。
あれから、はや6年。
今では、基礎化粧品はワセリンのみ。角栓処理なし。
の生活を送っています。
そうです、肌断食、成功です!
肌断食とは
そもそも、肌断食とは何でしょうか。
簡単に言うと、肌に何もつけないでいると、肌本来の力が蘇り、お肌の調子がよくなる。きれいになる。というものです。
私が知ったのは、ネットで、それから、色々と調べに調べて、一番おすすめのわかりやすい本がこちらだと思います。
宇津木(うつぎ)ドクターの肌断食の本。
何もつけない、というのは、基礎化粧品やファンデーションなどのお化粧、それから、洗顔フォームやメイク落としなど、ほぼ全てです。
いつから、どうして始めたのか
何もつけない、というのは、勇気がいりました。
でも、本を読むと、納得できる部分が多かったので、やってみようと決心しました。
もともと、私は子供のころアトピーで、大人になってからも、肌が弱かったです。基礎化粧品も、メイク用品も、肌に合う、合わないがはっきりしていました。
何の成分かわかりませんが、合わないものを使うと、すぐに顔がかゆくなったり、赤くなったり、チクチクしたり。それに、乾燥もひどかったです。
そんな肌コンディションでしたが、まぁ、生まれた時からそうなので、うまくつきあっていました。
私は旅が好きなので、バックパック一つ持って、色々旅します。あるとき、インドの山奥のラダック(Ladakh)という所に行きました。
そこは、平地でも、富士山と同じくらいの標高があります。
つまり、酸素が薄いのです。
そこに数日滞在した後、さらに高いところへ移動しました。標高が大体4,200ぐらいの場所です。そこで、ついに、ついに、ダウンしてしまいました。
高山病です。
1メートル先に進むのも大変です。
足が重くて、息が苦しくて、頭が痛くて、おまけに気持ち悪くて。この背負っているリュックを投げ出してやりたかったのを強く覚えています。
なんとか、生きて日本へ帰ってきて、たくさんの酸素を吸い込んで、1か月ほどは酸素が十分にあることに、毎日、感動しながら過ごしていました。
が、しかし、そんな感動も日に日に、日常化して薄れていきます。
でも、薄れなかった強烈な記憶があります。
あの重たい荷物です。
重たいといっても、8キロぐらいです。私は、自分で言うのもなんですが、
パッキングが上手いので、いつも荷物は少ないです。
でも、この少ない荷物でも、富士山クラスの高地へ行けば、その何十倍にも感じます。
そこで、考えました。何を減らせばいいのか。服だとか食料はもう限界まで減らしています。残ったのは、化粧品類でした。
肌が弱いので、一日でも基礎化粧品をつけなかったら、荒れてしまうのです。
だから、しょうがなく、持っていっていたのです。
でも、荷物で軽くできない、やっかいなものは、リキッド類です。
そう、水のような。化粧水ってリキッドです。
あれは、どうやっても、あれ以上軽くも小さくもできないのです。
あぁ、これがなくなれば、荷物が減るのに。少ない酸素でもやっていけるのに。
と思った私は、探しました。化粧品が要らない方法を。
そして、たどり着いたのが、化粧水は自らの肌から作り出すもので十分!という宇津木ドクターの「肌断食」だったのです。
本来の肌は、自分専用の素晴らしい化粧水とクリーム(油分)を作りだしてくれる。それが、できないのは、外部から要らないものを入れているからだ、ということです。
そして、元に戻すには、肌につけるものを、全部ストップすること。それを続けること。そうすると、自然に自分の肌が本来の役割を果たし、何もしなくてもきれいな肌になる、というのです。
詳しくは、ぜひ、こちらを読んでみてください。
2014年、インドの山奥から日本へ帰還し、それから、情報を集め、なんとなく納得する部分がおおかった、この宇津木ドクターの肌断食をやってみようと思い、秋ごろから実際に始めました。
それから、今2020年。6年経ちます。
成功です!
今では、顔につけるのは、ワセリンのみでよくなりました。調子がいい時は、全く何もつけません。それでも、肌の調子は以前より、よくなりました。
これで、荷物が軽くなって、またインドの山奥へ行ける!
基本的に、今は、
朝起きて、水で洗顔。そのまま、過ごす。化粧もしない。
→夜、ぬるま湯で洗顔。基礎化粧品はなし。(冬場やちょっと乾燥しているな、と思ったらワセリン。めちゃくちゃ乾燥しているな、と思ったらニベアをぬる。)そのまま寝る。
→朝(振り出しに戻る)
という感じです。
洗顔に関しては、朝夜、とも水ですが、日焼け止めを使った日、化粧をした日、は洗顔せっけんで洗います。
今、愛用しているアイテムはワセリンとニベアと化粧品(これについては、また今度書きます。オーガニックの化粧品です。)だけです。
一番、気を使ったのが、いかにメイク落としを使わないようにするか、ということです。
メイク落としがとても肌に負担をかけるらしく、これを使わないようにすることが、最大のポイントだったかも知れません。
肌断食から6年後の写真
因みに、これは、肌断食から6年経った2020年1月にとった写真です。
すっぴんです。
人生折り返し地点にいる、すっぴんのオンナ、ということで見れば、結構いい感じでの肌状態ではないでしょうか。
※大好きな、うなぎを正月早々食べれることに歓喜するワタシの写真
まとめ
今回は、この辺りで終わります。もしご興味がありましたら、6年間の軌跡。どうやって、続けることができたのか、などを書いていきますので、お楽しみに。
肌断食を目指す方の参考になれば幸いです。また、ご質問などありましたら、
コメント欄からお願いします。
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