菌ちゃん農法と自然農に興味があって、今年は肥料や殺虫剤なんなら鶏糞などの動物堆肥を入れずに野菜を育ててみています。
家庭菜園の環境
大きなレイズドベッドを畦板で作りました。
畦板レイズドベッドの下には、選定で出た木(結構大きい)や枯れ葉、雑草などを敷き詰めています。土はもう、表面にうっすらあるだけです。

畦板レイズドベッドを作って2年目かな。底に敷いてあった枯れ葉や雑草は堆肥になってくれて、少し土の層は増しました。が、まだまだ木のほうが多いです。
そして、裏庭にもスペースがあります。
裏庭は建物の影になり、西日しか当たりません。
夏でも午後からの数時間のみです。
そして、ここは、住宅街なのでコンクリートの上に粘土質の土が盛られているだけの場所です。

山や畑ではなく、コンクリートに持ってきた土を置いただけの場所でも、自然農ってできるのかな?そこが一番のギモン点です。ま、やってみましょう!
オクラときゅうりの収穫
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オクラは落ち葉を敷き詰めた上に土を被せた場所に種を撒きました。
撒いた種は「ダビデの星」というネットで固定種を探して購入した固定種です。
そして、寒かったからか、発芽しなかったので、もう一度撒いたのが
一昨年作ったオクラから採取した種です。
気温があがり、やっとのことで発芽したオクラさんたち。

どの種の袋にも大抵、撒き時期など栽培カレンダーが書いてありますよね。
今までの経験から、だいたい、我が家では、それから2ヶ月うしろにズレているみたいです。
西日本とか暖地とかカレンダーには書いてありますが、それよりも自分の場所の環境はどういう場所なのか、観察したほうがいいですね。
うちは西日本ですが、どうやら寒い場所らしく、2ヶ月も後ろにずれています。
7月中旬になり、初収穫ができました。
基本、放ったらかし家庭菜園なので、気づかなかったのですが
収穫する時によくみると、
全滅したと思っていた「ダビデの星」が何本かすくすくと育っていました。
種を撒いてから、気温が上がるまでずっと土の中で待ってたのかなぁ。
種は発芽時期を知ってるんですね。
オクラキング!ダビデの星
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初めて見たときは変異か!?とびっくりしました。
こんな大きいオクラみたことない!
なんせ、放ったらかし家庭菜園なので、気づかずに結構大きくなっていました。
もしや、と思ってネットで調べたら、これが「ダビデの星」というオクラなのですね。
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オクラは左から、普通のオクラ(一昨年の自家栽培の種から)と
ダビデの星手のひらサイズとダビデの星小さい目サイズ
です。
さっそく、茹でて食べてみました。
結果、普通のオクラは期待どおり、想像通りのお味。
ダビデの星は、香りが少し薄いような、あっさりした感じですが、粘りがすごい!
さらに、大きくなるまで放ったらかしだったダビデの星は
切ったら切り口が本当に星型で種も大きいし粘りもよい!
とっても美味しくいただきました。

手のひらサイズまでほったらかしたダビデの星のオクラはちょっと皮が硬かったので
いくらダビデの星、といえども、もう少し小さいサイズで収穫すると良さそうです。
夏の無肥料家庭菜園まとめ
7月に入りやっと収穫時期になったレイズドベッドや裏庭の野菜たち。
ここまで、びっくりするくらい順調に問題なく育っています。
一番驚いたのは、ナスです。
ナスだけは、種がなかったので、ホームセンターで買ってきたものを植えたんです。
すると、
ナスだけが、虫にやられてボロボロになり、収穫どころではありません。。。
他は全部種から育てているものです。
ホームセンターの苗は土にたっぷり肥料が混ぜてあったのを思い出しました。
きっと、肥料なしでは育たない体質になっちゃてるんだろうなぁ、と想像しています。
無肥料で育てたい場合は、種から育てることをおすすめします。
さらに、「固定種の種」もしくは「自家採種した種」を使われることをおすすめします。
固定種の種から育てたものを自家採種して、さらに翌年種を撒いて、また自家採種して、、という無限ループの中で、その土地にあった種ができてきます。

食物ってすごいですよね。去年の情報を元に今年の生育も始まる。
庭に植えてあったギボウシがあるんですが1年目は葉の右側だけずっと日光が当たる、というそういう環境だったんですね。
すると、翌年は右側の葉の部分のみ小さい葉が出て影になる左側の部分は変わらず大きな葉になりました。
「覚えてる!」「適応してる!」と感動しました。
なので、ぜひ、種は自家採種することをおすすめします♪
固定種の種は「野口の種」さんがおすすめです。




菌ちゃん農法・自然農をやってみて気付いたこと
今回は菌ちゃん畝については書いていませんが
自然農をやってみて気付いたこと。
それは
めっちゃ楽!そしてコスパ良い!
ってことです。
コスパはすごいですね。なんせ、腐葉土とか土そのものとか、肥料とか
その分まるごと要らないのでお金がかかりません。0円です。
さらに、それらを買いに行って、重い袋を運んで、、、などの手間もありません。
めっちゃハッピーです笑
さらに、自然農だと草マルチになるんですが、これがまた一石二鳥。
草が生えてきたら、それをむしり取って(私の場合面倒なので刈らない。手でむしる笑)
畝に被せておくだけ。
すると、草があるから、保水力が高まって水やりの頻度が大幅に減る(下手したら水やり要らない)し草はやがて堆肥となる。
オクラはあれですが、きゅうりなどネットが必要な野菜はネットを設置する手間がありますが
手間といえばそれくらいです。
まじ、ほったらかし。
家庭菜園にかける時間は1日15分以下です。
来年からは、まじで、水やり無しでやってみようかと思っています。
そうすると、本気のほったらかしでできますね。

本物の土がある畑でいつか野菜を作ってみたいなぁ、とつくづく思う今日このごろ