滋賀県の湖東を走るローカル電車・近江鉄道。地元の人は”ガチャコン”と親しみを込めて呼んでいます。
昔、旅雑誌の取材で訪れて以来、降りてみたい駅がたくさんあって時間ができたら是非再訪したいと思っていた場所です。
そこへ、1ヶ月ほどまえに、やっと乗ることができ、しかも電動アシスト自転車を輪行しての旅だったので記事を書いておきました。
すごく楽しかったので、もう一度行ってみたいと思っていたら
ガチャコンまつり、というイベントがあるのを知ってまたまた行ってきました!
ガチャコンまつり
近江鉄道では年に何回か企画電車があります。
なかには、「ビア電」と言ってビールを飲みながらお弁当を食べながらガチャコンに乗れる企画電車もあるようです。
今回私が参加したのは、ガチャコンまつり2023です。
これは、東近江市でイベントがあり、またこの日は電車のチケットが乗り放題500円フリーきっぷというものが出ます。
私の目当ては500円で乗り放題切符。
これはこの日1日500円で乗り放題になる切符です。
ローカル電車の宿命ゆえか、若干値段が高いな。。。と前回乗ったとき思っていたので
この切符は「神」でした。
湖東の景色は最高
近江鉄道に乗っていて楽しいのは、車窓からの景色が素晴らしいこと。
琵琶湖は見えないのですが
その代わり、湖東の山々や田園風景。そして青い空。と目に緑が飛び込んで来ます。
最近、白洲正子氏の「かくれ里」を読んで
この地域の歴史の深さも知り、さらに興味が湧きました。
今回、2回目で近江鉄道に輪行してみたんですが
相変わらず、席に座れるぐらい空いていて、車窓を楽しみながら行けます♪
降車駅は、「河辺の森」という駅で駅員さんはいません。
こんな小さな駅です。
きれいなトイレもあるし、自転車のスロープもあるし、可愛い駅です♪
この駅を降りて早速自転車に乗ります♪
向こうに、ガチャコンが走って来るのが見えます。
近江鉄道の駅を降りるとたいていこういう景色です。
緑がとてもきれいで、空気も美味しい気がします。
こんな場所なので、やっぱり自転車があると便利です。
タクシーもバスも近くにない場所が多いので
連れてきた自転車でさっと旅立てるのはとっても便利です。
近江鉄道で輪行する際の注意点
さて、そんなわけで、今回も近江鉄道の輪行で
白洲正子さんが書いていたお寺に行って見たり中山道を楽しんだりしたんですが
1点、近江鉄道で輪行する際に大きな注意事項があるのに気づきました。
それは、自転車用のスロープがない駅がある、ということです。
スロープがない場合、どうやってホームへ行くのか?
2通りあって、
1つは、自転車を担いで階段を登る。
そしてもう一つは、エレベーターで昇降する。
という選択肢があります。
1つ目の、自転車を担ぐ、とうことですが
私もやってみたんですが、電動アシスト自転車は担ぐには重すぎました。。。
ロードバイクなら大丈夫だと思うんですが、電動は相当な体力がいると思います。
女子には無理かな。。。と思います。
そこで、エレベーターを探すことになるのですが
これがまた、問題あり。
まず、そのままでは自転車がエレベーターに入り切らない、ということです。
前輪の首を曲げても無理でした。
私の場合、首を曲げて、後ろを持ち上げてやっとギリギリ入りました。
が、昇って、今度は降りるとき、別のエレベーターに乗るんですが
エレベーターの種類が違うらしく、今度は、どうやっても入り切りません。
しかたなく、階段をガタンガタンさせながらブレーキをかけながら降りました。
比較的大きい駅での輪行は特に注意
貴生川駅
今回、JRの貴生川駅と駅舎が繋がっている近江鉄道の貴生川駅へ行きました。
そこでは、まず、エレベーターに乗って上に上がらないといけないのですが(ホームまでのスロープがありません。)
エレベーターの前には「自転車進入禁止」と張り紙があるのです。
しかたなく、一旦自転車をとめて、近江鉄道のホームまで行き、駅員さんに聞いてみると
その「自転車進入禁止」の張り紙がある、そのエレベーターでいい、とのことです。
なので、戻って、自転車の首を曲げて後輪を持ち上げて登りました。
が、今度は下りです。また別のエレベーターに乗ってホームへまた降りなければならないのですが
そのエレベーターは先程のより小さくて自転車を乗せられません。。。
しかたなく、階段を押しておりました。
八日市駅
ここも複線になっていて、違う路線へ乗り換えるハブのような大き目の駅です。
この駅もスロープがないんです。
私はこの駅で乗り換えが必要だったので降車し5分後に発車する別の路線へ乗り換えようとしました。
が、
無理でした。間に合いませんでした。。。
なぜなら、エレベーター前に長蛇の列。
5台くらいの自転車がまず乗り、ベビーカーを押した家族連れが3組ほど。
自転車が乗り入れられるのは1台ですから5台あったら5回、行ったり来たりしないと行けません。
それが、上って、今度は別の駅のホームへ降りるのにまた。。。繰り返されます。
とてもじゃないですが、すぐ目の前に見えている別の路線の電車へ乗れず
次を待つことになりました。
一番のポイントは、近江鉄道の電車は本数が少ないこと。
「次の電車に乗ればいいやん」
と思うかも知れませんが
次の電車は1時間後、とか余裕であります。
なので、乗り換えをされる場合は、1時間は余裕を持った方がいいと思います。
まず、数分の乗り換え時間では乗れないと思います。(電動アシスト自転車を担いで階段を登れる人は別ですが。。。)
そこで、わたしの編み出したワザは、大きな駅では乗らない、降りない、ということです。
結構、ひと駅ひと駅の間隔が短いところがありますし
何より、輪行していれば、その自転車で移動すればひと駅くらいの距離はすぐです。
上記の「河辺の森」のような小さな可愛い駅のほうがよっぽど便利なので
そちらを利用すればいいと思います♪