ロリポップからX serverへ「Wordpress簡単移行」機能を使って、移行する手順を解説します。
エラーが出た場合の対処方法も有!
やりたいこと
- 既にあるWordPressをロリポップサーバーからX serverへの移行
- 独自ドメインはネームサーバーを変えずに、同じドメインを使い続ける
事前チェック
Xserverにある用件をよく読んで、当てはまる場合のみ、このツールで移行可能です。
——–追記 2020/09/02
X serverからwordpress5.5に対応した、というメールが届きました。
━━━最新インフォメーション━━━━━━━━━━━ 2020年 9月 2日 ━━
「WordPress簡単移行」機能におけるWordPress最新版(5.5)への
対応のお知らせ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
X server
というわけで、wordpressのバージョンは、わざわざ下げなくても大丈夫です。
—–以下のダウングレードに関する部分は、行わなくてもよいです。
—-以下、ここから
特に注意したいのは、wordpressのバージョンです。
なんとなく、いつも最新のものに、更新している、という方は、もしかしたら
最新過ぎて、用件を満たさないかも知れません。
実は、私も、wordpressのバージョンを5.5に既に更新していました。
しかし、私は、バージョンを一旦5.4に下げてから、この作業を続けました。
WordPressのバージョンを下げるのは、そんなに難しくありません。
バージョンを下げたい場合は、こちらのWordpressのバージョンの下げ方をここでチェックしてみください。
[kanren postid=”1335″]
—–ここまで
X serverでドメイン設定
サーバーパネル > ドメイン設定 > ドメイン設定追加
ドメイン名に移行元と同じドメインを入力し、「確認画面へ進む」クリック。
「追加する」クリック
SSLのエラーが出ますが、後で設定するので今はこのまま気にせず進めます。
ネームサーバー側では何も触りません。
(例えば、ムームードメインやお名前ドットコムなどのネームサーバーでドメインを運用している場合でも、この段階では触りません!)
ロリポップでプラグインの停止
ログイン認証を制御している可能性が高いプラグインを、一旦停止します。
移行するWordPressの管理画面で
- Siteguard
- Jetpack
この二つのプラグインを停止します。(※移行後、再度「有効化」できます。)
この二つを停止しても、まだ、エラーが出る場合は、
ログイン認証を制御していそうな、その他のプラグインを停止します。
分からない時は、すべてのプラグインを停止します。(※あとで、再度「有効化」できます。)
管理画面にログインする時に、IDとパスワード以外に、
画像や文字認証を入力しないといけないアレが、
ログイン認証です。
X serverのWordpress簡単移行の使い方
サーバーパネル > Wordpress簡単移行 > Wordpress移行情報入力
先ほど、追加したドメインを選択します。
移行したいWordPressの情報を入力します。
移行元URLは http それとも https ? これを確かめるのが大事
移行元のWordPress管理画面 > 一般 で自身のWordpressURL設定がどう設定されているか確認します。
そこがhttpのアドレスになっている場合は、httpを選択します。
httpsから始まるアドレスの場合は、httpsを選択します。
必要情報を入力します。
SSL設定が失敗したというメッセージがありますが、後で設定するので大丈夫です。このまま気にせず、進めます。
ネームサーバーの設定
X serverにデータが移行されたこの段階で、はじめてネームサーバーの設定をします。
ここでは、ムームードメインの場合の説明になります。
コントロールパネル > ネームサーバー設定変更
カスタム設定2 > 「取得したドメインで使用する」を選択。
ネームサーバーの設定を入力
ns1.xserver.jp
ns2.xserver.jp
ns3.xserver.jp
ns4.xserver.jp
ns5.xserver.jp
※最新のものは、xserverのサイトでご確認ください。
選択を間違えない
上級者向けで設定をすること!
X serverで独自SSLの設定
サーバーパネル > SSL設定 >ドメイン選択 > 独自SSL設定追加
SSL申請取得中の間に、”常時”SSLの設定をしておきましょう。
X serverで常時SSL設定
http://で始まるアドレスで表示した時に
「保護されていないページ」と出てしまうことを避けるために常時SSL設定を行います。
http:// で始まるURLを表示した時に、自動的にSSL化したhttps://のサイトへ遷移してくれるように、設定します。
コントロールパネル > .htaccess編集 > 文字列追加
下記3行を追記します。(※下記画像の四角オレンジ枠の個所)
RewriteEngine On RewriteCond %{HTTPS} !on RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
まとめ
これですべての設定が終わりです。
私は作業中にエラーが何度も出てしまい、その都度調べたり、問い合わせたりしたのですが、そこで気づいたのが
X server の問い合わせのレスポンスが(ロリポップに比べて)早い!ということです。
数時間後にはメールの返信があり、とても助かりました。
「wordpress簡単移行」とありますが、
簡単ちゃうやん。。。
とツッコミを入れながらの作業でした。
ただし、2回目やった時は、この失敗を踏まえて進めたので
確かに簡単でした。
みなさんの作業のお役に立てていれば嬉しいです。