今年で26回目を迎えるという、四国の日本酒が一堂に集まる酒祭り。
初めて参加してきました。
良かったこと。気付いたこと。を
四国酒祭りの良かった点
体育館に四国の71銘柄のお酒が一堂に会しているので
一気にいろんなお酒を味わえることです。
71銘柄というのは、すごい数ですね。
その分、まぁ、全部を味わうのは難しいですが、
お酒がずらっと並んでいるのを見るだけでも、酒好きにはたまらないですね。
また、会場が駅から徒歩10分内というのも、便利がよかったです。
全国区でない、ローカルなお酒を楽しめる、という点でも、新たなお酒との出会いがあって良かったです。
四国酒祭りの残念だった点
四国酒まつりは、歴史的・文化的にも優れた酒蔵の集積を地域振興に活かそうと
四国の銘酒を一堂に集結した「地酒試飲会」と歴史を誇る地元酒蔵の「酒蔵開放」からなる
広域交流イベントとして、平成12年2月に誕生しました。
阿波池田商工会議所が、管轄しているようです。
なので、いろんな立場の人がいて、いろんな組織があって、複雑な対応をしなければいけない祭りなんだということが伺えます。
今回わたしが残念だったと思うことは、一消費者(観光客)が思う
素直な感想であって、「こうあってほしかったなぁ」と思うことも書いて置きます。それが、実現不可能かどうか、はさておきの、お話になります。
会場に入ってからのアナウンスが残念
会場に入ってまず、飛び込んできたアナウンスが
「再入場不可、食事はできない。(持ち込みも禁止)」
ということでした。
恐らくそれは、パンフレットには書かれてあるのだと思うし
私もそういえば、前売りのチケットを購入する前に
ちゃんとWEBサイトなど目を通したので読んでいたと思います。
しかし、チケット購入から1ヶ月以上経ち、会場に着いたときには
大好きな日本酒を楽しめる!という興奮状態でもあり、
そういった細かい注意事項は頭から離れていってしまっています。
そんな状態で、特に、一旦中に入ってしまってから
「再入場は不可」
と言われても、どうしようもありません。
入場前に列を作って並んでいたので、その状態のときに、
「再入場不可」「食べ物なし」
の情報をアナウンスしてほしかったです。
入場前であれば、対策をすることができますが、入場してしまってからでは、後の祭りです。

午後の部だったので、昼ご飯を食べずに、会場に入りました。
そこで、「再入場不可」「食べ物なし」と言われて、詰んだ。。。と思いました。
いくら、お酒が好きでも、空きっ腹で飲むのは危険です。
せっかく、色んなお酒をたくさん楽しもうと思ったのに、セーブせざるを得なくなり落ち込みましたよ。。。
今後の開催では、パンフレットに書いてあるからいいだろう、ではなく会場前で入場前にきちんと再度「食べ物なし」「再入場不可」のアナウンスをしてほしいと思います。
会場前に何も無い
会場に入場する前に、食べ物の屋台が欲しかったです。
もし、会場内では、「食べ物がない」ということがわかれば、じゃ、なにか食べてから入場しよう、ということになると思いますが、会場である体育館周辺には何もありません。
もし、なにか食べたかったら駅まで戻ってコンビニ行くか、駅周辺でなにか見つけるしかないです。
往復で2、30分はかかります。時間制なのに、それでは、時間がもったいなすぎます。
会場前に広場があるのですから、キッチンカーや屋台を出せば、必ずや売れると思います。

ようするに、音楽フェスなどと同じ要領で良いのです。
会場で色んなことが事足りるようにしておくと客が楽しめます。
四国酒祭りの最大の欠点
上記と比較にならないくらいの欠点だと思われるのが
お酒に対する熱量です。
ちょっと抽象的なので具体的に言いますと
まず、酒好きが集まるわけですから、
せめて、お酒ひとつ、一つの説明がほしいです。
特に71銘柄あるので、一応県名の下に、お酒の銘柄が書いた紙がポップとして貼ってあり
お客は、広い会場でそのポップを見て、次はこの酒を飲もう、次はあれにしよう!と決めるのですが
なんと、そのポップが酒の名前しか、書いてないのです!!!
つまり、四国という全国区でないお酒もたくさん出品していて
客も隠れた銘酒、自分が知らない銘酒を飲もうと祭りに来るわけなのに、

名前だけで、どんなお酒か判断できひんやん!
という、なんとも、意味のないポップになっているのです。
せめて、せめてですよ、「純米」なのか「純米吟醸」なのか、「純米大吟醸」なのか
それくらいは、書いてあってもよいでしょう!!!
しょうがないから、酒があるところまで近づいていって、人混みをかき分け、酒瓶の隣においてある説明書の紙を見るしかないのですが、
そこまで、人がいて混んでいるわ、人が列を作っているのでじっくり立ち止まって読むことはできないわ、で結局、適当にお酒を選ぶしかなくなるわけです。

一応、入場時に酒名とカテゴリが書いた紙も渡されるのですが、
よく考えてください。片手にお猪口、もう片方の手には、水の入った紙コップを持って、どうやってその紙を持つことができるのでしょうか。
ぱっと、見たらわかるようにしておいてほしかったです。
また、その名前だけで選んだ酒を飲みに行くと、
「その酒はないんです」
と言われます。
よく見ると、酒の名前が書いてあるポップと
実際に酒瓶が並んでいる順番が違うのです!!!

ポップと商品は同じ並びにしておかないと、どこに何かがあるのかわかりません。
結局は、酒瓶まで近づいて実物を見て、どのお酒か見るしかありません。
まったく、ポップまでもが当てになりませんでした。。。
更に、美味しい、自分好みの酒に出会ったときなど、その酒の説明を少し聞きたいものです。
そこで、酒をついでいるスタッフに聞くと、
「ボランティアなので、わかりません。」
と言われる始末。
せめて、蔵から誰か一人でも来て、宣伝するひとはいないのか!とがっくり来ました。
更には、「このお酒はどこで買えるのですか。」
と聞くと
「ボランティアスタッフなのでわかりません。WEBサイトを見ればわかると思うので、(ラミネートを指さして、)このURLにアクセスしてみてください。今どき、オンラインで買えると思います。」
と言われました。

わざわざ現地まで遠く離れた場所から来ている人に「オンラインで」とは、どういうこと?そんなこと知っとるわい!と思いましたよ。
酒について、説明できるスタッフもおらず、とてつもなく残念でした。
会場で全部は無理でも、いくつかの酒は買えるようにしてほしかったです。
更に、会場限定でなにか、もらえたり、お得なことが付与されれば更に良いです。
来ている酒蔵が全部販売できれば良いですが、在庫管理などもあるのでしょう。しかし、会場に来て、美味しかったから買って帰ろうと思ってもできない。とは、寂しすぎます。
しかも、全国区の酒蔵じゃないところが多いので、「え?じゃ、どこでなら買えるの?」と思ってしまい、オンラインなどあとからでは面倒なので、その場で客は買いたいのです!!!
まとめ
今回、はじめて四国酒祭りに来ました。
前売り2500円で満足できたか、というと残念ながら、思えません。
上記のように、空きっ腹でそんなに飲めなかったし、スタッフの(仕事に対するではなく)酒に対する熱量が少なく、ちょっと白けましたし。。。
駅近くでイベントを少しやっていたみたいでしたが、15時すぎには、もう終わっていて
何も買えませんでした。
さらに、酒蔵も遠く行くことができなかったし(シャトルバスはそう頻繁にない)

こんな遠いところまで、わざわざ来たのにな。。。肩透かし。。。
ま、経験、ということでもし行かれる方は、上記のようなことを考慮して
お腹いっぱい食べて、できれば、両手が開くように、首からトレーなんかを下げて回られることをおすすめします。
ちなみに、わたしはお酒が好きなので、よくこのようなイベントに行きますが(酒蔵勢揃いイベントや、利き酒イベントや、酒蔵イベント、蔵開きイベントなど)
こんなにがっかりしたのは、ここが初めてです。
一つ言っておかないといけないのは、
私が書いたことは、純粋に酒祭りイベントのイベント内容の指摘です。
この地で会った人々は、みなさんとても親切でしたし、
このイベントにスタッフとして関わっていらしゃったボランティアやその他の人々も
みなさん、礼儀正しく、マナーが良く、とても良い人達でした。
純粋に、この四国酒まつりイベントの運営が残念だった、ということなので
イベントに関係ないなら、ぜひ、また四国を訪れたいと思いました。