手間度(難易度) ★☆☆☆☆ 最小の手間(これだけやれば大丈夫) 切る⇢土に刺す⇢決して動かさない
そもそも挿し木とは何か?
挿し木とは、植物の枝や茎を切って、そこから新しい株を作ることです。 植物にあまり興味がなかった私は、挿し木という概念を知ってから 植物の偉大さを感じるようになりました。
具体的には、枝、茎を成長点を気にしながら、カットし
しばらく(2,3時間ほど)水につけておき
その後、土に植えます。
(※上記の写真は、発根するまで数週間水につけておいたものです。)
土に植えても、根っこがありませんから
育つかどうかは、発根するかどうかにかかっています。
水を遣り、絶対動かさずに、待ちます。
うまくいけば、1ヶ月ほどで、切ったところから根が出てきて
一つの立派な植物となります。
動物では、クローンを作るのに
とても時間がかかり、今でも様々な観点から気軽に行われていませんが
植物だと、切ったその枝や茎からまた、新たな株を作るのですから
生命の不思議を感じます。
適当でも大丈夫な薔薇の挿し木のやり方
[box class=”yellow_box” title=”簡単挿し木のポイント”]
花から3節くらいのところをカット
↓
葉は数枚残して、全部カット
↓
節から根が出るので、節のところを土に刺す
↓
水をたっぷり遣る
[/box]
親戚の家からお嫁にやってきた薔薇の鉢です。
1年前は、枝がふさふさして、もっと窮屈そうでした。
この1鉢から、挿し木をして薔薇をふやしてみました。
まず、薔薇の切り戻しで
咲き終わった枝を切ります。
それから、葉を少しだけ残して、後は全部カットします。
葉や花を残しておくと、そこに養分を取られて
発根するためのエネルギーがなくなってしまいます。
[aside type=”warning”]節の部分から発根するので、できるだけ節の部分で切ります。そして埋める時も節の部分がちょうど土にうまるくらいにして、土に刺します。[/aside]
こんな感じで完成です。
ちなみに、私はずぼらなので、2,3時間水に浸してから、土に植える、という工程をスキップして、切ったら直接、土に植えてしまいます。その代わり水はたっぷりと遣ります。
挿し木後の世話の仕方│大事なのは、切り戻し
薔薇には数千種類と種類があるようで、この薔薇が一体何という名前のバラなのか
調べてもわかりませんでした。
が、特徴として、ツルではなく、横へ横へ這うように伸びていきます。
そして、小さな赤やピンクの花を咲かせます。
この薔薇ですが、今夏だけで、3回ほど咲きました。
咲いて、枯れて、咲いて、枯れて、咲いて。。。
とても長く楽しむことができました。
理由は、「切り戻し」です。
花が咲いて枯れてきたら、早々に、その部分をカットするのです。
ポイントは、結構がっつり、切ることです。
花の部分だけでなくて、そのした3節やもっと切ります。
葉が込み合っているところや、花が咲かなかった葉の部分も思い切って切ります。
そうすると、また、すごい勢いで次の新芽が成長し、
そこに蕾がつき、花が咲きます。
何度も咲いてくれるので、本当に目に楽しいです。
1鉢から挿し木をして1年経った現在の薔薇の様子
さて、1年前の秋にこの一鉢だった薔薇は、今、、、
↓
1年でこんなに増えました!
今、秋なので、咲き終わりの雰囲気で鉢が寂しそうですが
夏場は、とっても青々していました。
切り戻した枝がもったいないので、そのまま土に刺したらこんなに成長しました。本当に、簡単にできました。
バラの剪定、切り戻しの参考にしたYoutube
挿し木をしたバラが大きくなって、それから今年は何度も何度も繰り返して咲いてくれました。
ポイントは剪定です。
きちんとした剪定をしてあげると、ここまで持つのか!!
と驚いて勉強になりました。
参考にさせてもらったのはこちらのYoutubeです。
コメント